シャリー |
紡毛糸か梳毛糸、または毛合繊混紡糸で平織りに織った、軽くて柔らかい薄地の織物。(婦人服、スカーフ) |
トロピカル |
熱帯地方の、という意味の梳毛織物で、薄地で軽く平滑でシャリ感があり、通気性に富むので夏物衣料に向いています。(紳士服、スーツ、スカート等) |
ポーラ |
たて、よこ糸にポーラ糸(異色の梳毛単糸を撚り合せた三子撚糸)を用いた密度の粗い平織り組織又は変化組織の織物です。(夏物衣料) |
サージ |
絹又は蚕を意味するラテン語のsericaに由来するもので、太さや密度が同じたて・よこ糸で正則斜文織りに織った織物。張りがあり丈夫。(学生服、ユニフォーム等) |
ギャバジン |
中世期にユダヤ人が着用していた外套の名前から由来、現在では織物名として通っています。斜文線が63度前後の急斜文織りで、綿ギャバ、化繊ギャバもあります。(紳士服、婦人服、コート、ユニフォーム等) |
カルゼ |
イギリスのカージー(Kersey)地方で織り始めたのが名の由来。布地は弾力があって重厚。(コート等) |
フランス綾 |
幅の広い、少し盛り上がった感じの斜めの畝(うね)をあらわした斜文織りの織物。(ドレス、スーツ等) |
ヘリンボーン |
斜文線によってあらわした柄が、ニシンの骨に似ているというのが名の由来。また、杉の葉にも似ていることから杉綾とも呼ばれています。(スーツ、コート等) |
シャークスキン |
鮫皮のような外観の梳毛織物。平滑で光沢があり、感触はやや硬め。(婦人服、シャツ、スポーツウエア、パンツ等) |
カシミア |
カシミア山羊の毛を原料とし手織りで作ったものを指しますが、原料が高価なため多くは良質の羊毛でカシミア風に柔軟で、光沢のある織物を総称して呼んでいます。(高級婦人服・紳士服、マフラー,ショール等 |
フランネル(フラノ) |
毛織フランネル(フラノ)と綿織フランネル(綿ネル)が代表的で、表面が軽く起毛しているので柔らかくて暖かい触感。(ドレス、スーツ、コート等) |
ビエラ |
毛50%、綿50%の混紡糸を用い、斜文織りにしたフラノ風の薄地の織物。イギリスのウィリアム社の斜文織りの商標からきています。軽く、柔らかで暖かい風合いが特徴。(シャツ、パジャマ、ドレス等) |
ドスキン |
雄鹿の毛皮の意味(doeskin)で、布地の外観や感触が良く似ていることから名づけられました。製織後にドスキン仕上げをします。(礼服、スーツ等) |
ベネシアン |
梳毛糸、紡毛糸や綿糸などで織り上げた、たて朱子組織の織物のことで、布に張りとこしがあります。(服地、コート等) |
ツイード |
原産地のツイード河にちなんでつけられたという説と、斜文織りをtweelと呼んでいたのがツイードになったという説があります。地厚で手ざわりは粗く、外観は野趣に富んだ織物。(紳士服、婦人服、ジャケット等 |
ホームスパン |
本来はスコットランドで手紡ぎの紡毛を手織り機で平織りに織り、縮絨しない織物のことをいいましたが、現在では力織機で手づくり風に仕上げた織物が多い。(紳士服、婦人服、ジャケット等) |
アストラカン |
カスピ海に注ぐボルガ川の河口、アストラハン地方に生息するカラクール種の子羊の毛皮に由来。この毛皮に似せて柔らかい巻き毛が表面に密生した織物を総称してよびます。(コートの袖口・襟、ショール等) |
アムンゼン |
梨地組織の梳毛織物で表面に不規則な粒粒があります。名の由来は、1930年ノルウェーの探検家アムンゼンが南極探検に成功したことから名づけられました。 |